古マルさんの取材後記~美音 Space Design~
【変わらぬ場所から変化の足跡が蘇る】
名護十字路の直ぐ側のビルの3階に事務所があった。空き店舗が多いが昔ながらの町並みである。H氏は2000年に故郷・名護のこの地に事務所を構え独立したという。そして、数久田の公民館、久志診療所、屋部のスポーク整備事業施設、2008年には住宅建築大賞を受賞した今帰仁の住宅等々、公共、商業施設から個人住宅まで幅広い設計活動で活躍される傍ら、文化財に指定された “津嘉山酒造所” 保存復元活動にも尽力されている。音楽を愛し、時には仲間と演奏することもあるというH氏の建築感を聞きながら、音楽と建築のそれぞれの空間は共鳴し合うのかも知れないなと思った。事務所を後にして、津嘉山酒造所へ寄った。そして、“ひんぷんがじゅまる” の裏手のそば屋で昼食を取った。変わらぬ名護の街を歩いていると、皮肉なことに、復帰前後から30数年間の変化してきた足跡が思い出されてくる。特に海洋博前後の変化は激しかった。大型車2台がすれ違えない未舗装の曲がりくねった道(名護の七曲がい)が新しい国道58号線になった。本島の背骨に高速道路が走った。空港も港湾も新しく整備された。未来型海洋都市 “アクアポリス” や “世界一の水族館” などを目玉に「海ーその望ましい未来」をテーマにして沖縄国際海洋博覧会が開催されたのだ。沖縄は一変した。もちろん、変わらぬ物もあった。変化と不変のハーモニーが次の新たな沖縄文化を創り出すのではと思ったりもした。
この投稿は 2009年11月25日 水曜日 11:16 AM に 未分類 カテゴリーに公開されました。 この投稿へのコメントは RSS 2.0 フィードで購読することができます。
コメントを残すか、ご自分のサイトからトラックバックすることができます。